2024年8月4日(日)、中高生鮎友釣り選手権が開催されました。今年で10年目(コロナ禍での中止が一度あり)のイベントとなった今回は、第一回からの目標であった『全国規模での開催』を実現。全国から中高生が集うイベントとなりました。
郡上鮎の会(以下、当会)では、若者がつくる、若者のためのイベントを目指しています。当日の運営から準備段階にいたるまで一年をかけて、中高生や若者が中心となりイベントを作り上げていきます。また、それらに関わる資金調達なども若者が実際に企業や団体へうかがい、直接交渉を行っています。
当会のイベントは『釣りに興味のない人も巻き込み、楽しめること』を目的としており、そのためのイベント『鮎EXPO』を同日開催しています。鮎塩焼きの無料配布や、飲食店や物販のみならず学生のチャレンジ企画、アミューズメントなどバラエティに富んだ鮎EXPOならではの特色あるイベントとなっています。
当日は昨年の来場者数1,500名を大きく上回る3,000名(会場配布のうちわより算出)を記録し、他釣種でも類を見ないほどの規模となりました。
業界初の『公開告知会見』
『観客が熱狂するのは“選手一人ひとりのストーリー”』と当会は考えています。そして、それを多くの人へ伝える必要がありました。
そこで当会はイベントの2週間前に、岐阜県最大のショッピングモール『イオンモール各務原インター』のメインステージにて、前回大会まで優秀な成績をおさめた選手を『注目選手』という立場で起用し、公開告知会見を実施しました。
おそらくほぼすべての人が鮎友釣りを知らない『完全アウェイ』での開催でしたが、当日は想定以上の観客にステージイベントを観覧いただき、大成功で終わることができました。
そして登壇した選手たちにとっても、先人の誰もが立ったことのない舞台に立ったという『誇り』が芽生えたように感じました。この様子は郡上鮎の会公式インスタグラムにて、アーカイブでご覧いただけます。
これまでとは明らかに違う“熱”
当会はこれまでに9度のイベントを開催しましたが、今大会はこれまでとは明らかに異なるものがありました。それは『観客の熱量』です。
これまでは、鮎EXPOに訪れた来場者の多くは選手権を見ることがなかったのが現状でした。しかし今大会においては、特設ステージに設けたベンチや、快適に観戦してもらうために設置した足水観戦席に腰を下ろし、選手権を真剣に見ている観客の姿がありました。
その象徴的な光景が『検量シーン』でした。今年も設置した巨大LEDビジョンや、プロの実況解説を交えた白熱した展開。多くの鮎友釣りに興味のない観客が、引き舟から出てくる鮎に一喜一憂している姿がそこにはありました。
この様子は公式YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。
予選
https://www.youtube.com/live/6JhpDIeF2F8?si=BGViYn0fIi9ZTc7J
決勝
https://www.youtube.com/live/McIiUtUti6g?si=_hwMw_0wxyMdE6uj
【大会結果】
優 勝 村野 亮司 中学三年生(東京都)釣果 21尾 重量 867g
準優勝 近藤 燦 高校一年生(岐阜県)釣果 15尾 重量 492g
第3位 森 健心 高校三年生(郡上市)釣果 14尾 重量 459g
今大会の様子はBS釣りビジョンにてご覧いただけます。ぜひご覧ください!!
夢の結末『鮎友釣りワールドカップ』
『若い世代に鮎友釣りの楽しさを知ってもらいたい』
たった数人の学生が放った一言が、今や誰もが知る一大イベントへと成長を遂げました。そして、いよいよ次回イベントがアニバーサリーイベント『中高生鮎友釣りワールドカップ』となります。
私たちの10年は、鮎友釣りに何をもたらしたのか。そして、次の10年に何をもたらすのか。私たちの集大成、ぜひ会場で見届けてください。
すべての答えは2025年8月3日(日)に。
【次回大会】
イベント名:中高生鮎友釣りワールドカップ
開催日:2025年8月3日(日)
会場:岐阜県郡上市八幡町尾崎中河原公園