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中高生鮎友釣り選手権.7 開催レポート

学生が運営する、学生を対象とした鮎友釣り大会

文=桒原健(郡上鮎の会)

  • イベント
中高生鮎友釣り選手権.7 開催レポート

2022年8月7日、岐阜県郡上市八幡町 尾崎中河原公園にて、『中高生鮎友釣り選手権.7』が開催されました。

この選手権は、『学生が運営する、学生を対象とした鮎友釣り大会』として、2015年から毎年8月に開催されているイベント。

ことの発端は、4名の地元中学生が「同じ世代の人たちに、もっと釣りを知ってもらいたい。そのために鮎友釣りの大会を開催したい」という提案を学校の授業で提案。

提案内容を聞いた地元有志や市の支援のもと、翌年から毎年開催され、今年で7年目となります。

市内から県内へ

今年度はこれまで市内だったエントリー範囲を県規模に拡大し、さらに選手権の規模を拡大させました。

定員の30名は、募集開始からすぐに定員オーバーとなり、キャンセル待ちが出るほど。

その約半数が市外からのエントリー。岐阜県内での鮎友釣りの認知度は、ここ数年で驚くほど上がっていると感じました。

単なる釣り大会からイベントへ

また、『釣りに興味のない人にも来場してもらい、鮎友釣りを見てほしい』という目的で、飲食や展示ブース、子供が楽しめるような水遊び場などのアミューズメント企画、鮎友釣りの実況解説などを盛り込んだ『鮎EXPO』を同時開催。当日は約1,000人の来場者が熱戦を見届けました。

 

運営を現役の学生が担うということ

この選手権最大の特徴は、『現役中高生が運営をする』ということです。

定例会議を学生が計画し、1年間かけてじっくりと選手権の企画を練るだけではなく、協賛企業や関係各所への訪問、大会運営費用を捻出するための賛助会員の募集なども、すべて学生がおこなっています。

大人がお膳立てをして、運営を『やっている風』にすることは簡単。しかし、それでは学生の『当事者意識』は芽生えず、自分たちが創り上げたという達成感も喜びもありません。

自分たちで作り上げるというのは単なるイベント運営ではなく、地元愛を育むための重要な要素でもあると郡上鮎の会は考えています。

3年後の『鮎友釣り甲子園』に向けて

中高生鮎友釣り選手権の最終目標は、全国から選りすぐりの猛者を集めた全国大会『鮎友釣り甲子園』を開催することです。

3年後、つまり2025年の第10回大会にて開催が決定しています。

釣り人の高齢化、若者の参入不足により、存続が危ぶまれる鮎友釣り業界に、一石を投じることができるイベントになると確信しています。

今後の中高生鮎友釣り選手権にご期待ください。

【結果】 

優勝 河合皓太 (郡上市立大和中学校2年生)釣果 10尾 重量485g

準優勝 山下大岳 (郡上市立高鷲中学校2年生)釣果9尾 重量 492g

第3位 浜口 優大 (可児市立西可児中学校1年生)5尾 重量 250g

 

主催:郡上鮎の会

後援:郡上市 郡上市教育委員会 郡上漁業協同組合 

協力:北師会 清流長良川あゆパーク 和良川漁業協同組合 岐阜県立郡上高等学校JRC部 郡上八幡ライオンズクラブ 郡上市議会鮎釣りクラブ鮎人会 

協賛:大塚ウエルネスベンディング株式会社 赤城乳業株式会社 株式会社シマノ グローブライド株式会社 株式会社サンライン 株式会社オーナーばり

Eyewear shop ami エスエイビジョン株式会社 株式会社東洋繊維 MadonnaTool CloveR SKATESHOP 株式会社上村考版

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2022/09/15

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